矢野工業の「造船技術」をご紹介します
船体は滑らかな三次元曲面で構成されています。
そのため、平らな鋼板をプレス機などで曲げただけでは船の形になりません。
そこで必要となるのが「ぎょう鉄」という技術になります。1つひとつのパーツを縦横に必要な角度で曲げ、滑らかな船体に仕上げます。
巨大な構造物である鋼船は、パーツごとにバラバラに製造したものを最終的に集めて組み上げていきます。
そのため、設計図通りにパーツ製作し、最終的に集めて組み上げていく必要があります。
そこで必要となってくるのが、ブロック組立と溶接の技術になります。
溶接で組み上げると、その接合部分はややひずんでいたり、膨らみ(凹凸)のようなものができていたりします。
これは、溶接時に高温で熱するため起きる現象。このままにしておくと滑らかな船体にならないため、接合部分の歪を丁寧に取り除いていきます。
鋼材は手のひらサイズのものですらかなりの重量になります。
そのため、工場内でパーツを移動させるための技術が必要になります。
重い鋼材を吊り上げて安定させる玉掛けの技術も含め、正しい運用が安全な作業を実現させます。
<丸亀事業所>
香川県丸亀市昭和町30番地
<西多度津事業所>
香川県仲多度郡多度津町西港町1−1
<大連矢野船舶工程有限公司>
中国遼寧省大連市旅順経済開発区興港路16号